興研、3M
▼防毒マスクの役割
防毒マスクは、呼吸する環境の空気中の有害ガスをろ過・除去し、清浄な空気で呼吸が行えるようにするための呼吸用保護具です。
呼吸缶に入っている活性炭が有害ガス・蒸気を除去します。
従って、使用者がいる空気に酸素が18%以上含まれていない現場では使用できません。
また有害ガスの種類や濃度がわからない場合も使用できません。
吸収缶は必ず対象ガスに応じたものをお選びください。

▼吸収缶について
 吸収缶は活性炭の吸着現象を利用して、環境中の空気から有害ガス・蒸気を除去するものです。
吸収缶の吸着能力は有限であり、ある量の有害ガス・蒸気を吸着すると吸収缶の飽和現象が起こり、 有害ガス・蒸気が吸収缶を通過してしまいます。この現象を「吸収缶が破過する」といいます。
「破過した」吸収缶のまま防毒マスクを装着していても、有害ガス・蒸気は吸着されず、 吸入してしまうことになります。
それを防ぐためには各作業場所の環境濃度や個人ばく露濃度を測定し、 使用濃度に適する吸収缶の有効時間を計算・推定し「破過」する前に新しい吸収缶に取り替えることが必要です。

▼吸収缶の交換
 理論計算上の有効時間を過ぎた吸収缶は絶対に使用しないでください。
 吸収缶の有効時間は使用する有害物質の種類や作業場所の濃度、温度、湿度、作業者の呼吸量、 保管方法などにより左右されます。
作業環境・作業時間から推測し、十分な吸収能力のある吸収缶を選択して下さい。

 吸収缶の使用時間については、当該防毒マスクの取扱説明書及び破過曲線図、 メーカーへの照会結果などに基づいて、 作業場所の空気中に存在する有害物質の濃度、 温度や湿度に対して余裕のある使用限度時間を予め設定し、その設定時間を限度に交換してください。
 また、使用中に臭気を感じたり、異常を感じた場合には直ちに新しい吸収缶にお取替えください。

吸収缶の交換時期の目安
感覚的な目安
・息苦しさを感じたとき
・臭気を感じたとき
・異常を感じたとき

物理的な目安 ・有効時間が過ぎたもの
・保存の状態がわからないもの
・破損/変形したもの
(情報元:住友[住友商事]スリーエム株式会社)